2026-08-01
初めてクーラーが欲しくなる。今年のドイツの夏はとにかく暑い。
2026-08-02
- 8½ - Federico Fellini - 1963
- Wild Strawberries - Ingmar Bergman - 1957
- Mirror - Andrei Tarkovsky - 1975
- The Passenger - Michelangelo Antonioni - 1975
- A Serious Man - Coen brothers - 2009
- 魚影の群れ - 相米慎二 - 1983
- Mulholland Drive - David Lynch - 2001
- Synecdoche, New York - Charlie Kaufman - 2008
人は何を求めて、なぜ同じことを繰り返し、どこへ行くのか。どれくらい自身のことを理解できているのか。人生の終わりに、自分の人生を受け入れられるのか。全てを捨てた先に、果たして本当の自由は存在するのか。人生に法則、定理は存在するのか。なぜ、人生を賭けるほど何かに取り憑かれるのか。今回は、そんな問いを抱えながらなかなか渋い作品たちをセレクト。寝落ちしそうになったりもしたが、じわじわと沁みる作品が多い。
2026-08-15
- My Father’s Shadow - Akinola Davies Jr. - 2025
- Chinatown - Roman Polanski - 1974
おそらく今年最後の真夏の日。FlingernにあるFilmwerkstattへ、Open Air Kinoを観に行く。あまり映画館らしくない映画館でラインナップはインディー作品のみで、観客も65人ほどしか入らない。映画を観ていると、ときどきすぐ近くを走る電車の音が聞こえてくる。物語と、線路を走っていく現実の音が、うまく混ざり合う。料金は募金のみで、Rhein川沿いで開催されるようなPoshなのとはずいぶん違う。こういう場所のほうが断然いい。映画を観に来たというより、たまたまどこかの街角にある小さな場所にみんなで集まって、暗くなるのを待っているような感じ。
友達に勧められたナイジェリアの家族を描いたMy Father’s Shadowを鑑賞。映画が終わる頃には、さっきまでの暑さがどこかへ消え少し肌寒くなっていた。家族を通して、当時のナイジェリアで生きることの難しさを描いた作品。不在でありながら、愛は存在し得るのか。子供の素朴な答えのない問いが、映画を観終わったあとも静かに残る。
2026-08-26
- Central Station - Walter Salles - 1998
- C’mon C’mon - Mike Mills - 2021
- The Left-Handed Girl - Shih-Ching Tsou - 2025
- Kramer vs. Kramer - Robert Benton - 1979
- The Fabelmans - Steven Spielberg - 2022
- 東京暮色 - 小津安二郎 - 1957
- The Son’s Room - Nanni Moretti - 2001
- Father Mother Sister Brother - Jim Jarmusch - 2025
- 歩いても 歩いても - 是枝裕和 - 2008
- The Truth - 是枝裕和 - 2019
- Marcel the Shell with Shoes On - Dean Fleischer Camp - 2021
前回、家族についての映画を観て、今回はこのテーマに近い作品をセレクトしてみる。家族と呼ばれる関係の中で、人は何を求め、何を失い、何を諦めるのかを見る。物理的には一番近くても、一番遠い存在になり得るのが家族。一昔前までの映画では、血の繋がった家族が離れ離れになり、最後には一緒になってハッピーエンド、という古典的なお決まりパターンがよくある。Marcel the Shell with Shoes Onも残念ながらこのタイプであまり好きになれない。
逆に他作では、何をもって家族とするのか、その定義の難しさや、家族にもいろいろな形があり、ひとえには括れないところが表現された。繋がりたくても繋がれない。似ているがゆえに分かり合えない親子。一緒にいるのに、相手のことを何も知らない、家族という他人。そして、ときには、そこにいる人よりも、いない人の存在のほうが大きく感じられることがある。